Profile

里見 卓哉(さとみ たくや)

2010年度卒業生(社会福祉専攻)

島根県立出雲工業高等学校卒業

社会福祉法人出雲市社会福祉協議会 勤務

大学生活を振り返って、印象に残っている経験や思い出について教えてください。

専門ゼミの活動の中で、地域のお祭りの実行委員をやったり、障害者のレクリエーション活動に参加したり・・・座学だけじゃなくて地域に出ていっていたことで、地域に興味が持てました

また、将棋同好会の中心メンバーとして、他のメンバーと一緒に将棋の地方大会に出場したことを覚えています。
大学の寮に入っていて、寮監の先生の勧めもあり、昇陽太鼓を練習して大学祭で演 大学の寮に入っていて、寮監の先生の勧めもあり、昇陽太鼓を練習して大学祭で演奏したり、ラジオ番組に出演したりもしました。

そのとき、感じたことや考えたことは?

大学の授業で学んだ、ブレインストーミングや親和図法が、今の仕事で役立っていると思っています。
大学の先生が、授業の中で、ポイントだと言ったところが、国家試験に出たりしたので、現役の時にもっとしっかり勉強しておけばと思っています。

課外活動で、障害者のレクリエーション活動に参加したことで、障害の理解にもつながったし、障害者との交流の機会を持てました。今思えば、在学中にもっと積極的に地域に出ればよかったです。
ラジオ出演や太鼓演奏も、普通に生活していると経験できなかったことだと思います。

大学生活で経験してよかったと思うことや、今の自分に活かされていると思うことは?

専門ゼミ活動全般です。
具体的に、地域活動への参加や、ゼミ生同士の交流です。

地域福祉活動専門員として仕事をする上での基本的な視点を学びました

現在のお仕事やプライベートについて教えてください。

憧れだった社会福祉協議会の職員になって、今は地域に「ふれあいサロン」(地域の高齢者の居場所)をつくる働きかけをしています。
視覚障害者に対するガイドヘルプ事業の担当もしています。
さらに、地域包括ケアシステムの生活支援コーディネーターとしても活動しています。

日頃から地域住民と関わり続け、地域住民が自分たちの地域に興味を持ち、どうすれば地域活動に参加してもらえるか、を考えています。

プライベートでは、父親として、模索しながら子育てを行っています。
仕事と子ども・家族との時間のバランス、ワークライフバランスを追求中です。

将来の目標は?

自分たちが年を取ったときに、住み続けたいと思うような地域を作りたいし、実際に住み続けられる地域を作りたい。
そのことを自分のこととして考えていきたいです。

最後に、進学を考えている高校生の皆さんへメッセージを!

福祉の仕事、人と人とのつながりが基本なので、大学生の時から、地域での関係 づくりに慣れておいたらいいと思います。
その、人と人とのつながりが、自分自身の成長にもつながるし、地域を作ることにもつながると考えています。