生涯スポーツ専攻カリキュラムの狙い

徳山大学福祉情報学部
生涯スポーツ専攻
専攻代表 瀬尾 賢一郎

 人々が「より良い人生」を送る、また「豊かな日常生活」を送る、その手段の一つとして、運動やスポーツを自身の適正や興味・関心に合わせて定期的に行い、「生活の質」を高めるということが挙げられるでしょう。運動やスポーツを定期的・継続的に行うことは、自身の健康度を高めるだけでなく、そこで生まれるコミュニティによって、社会的・精神的な健康をも図る機会となります。病気や障がいの有無に関わらず、それらと上手に向き合いながら健康寿命を高めていくことこそが、「より良い人生」を送るために必要不可欠であると言っても過言ではないと思います。

 また、「平成29年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(スポーツ庁)」によると、中学生では定期的なスポーツ実施に二極化傾向がみられるという結果を報告しています。この時期の子どもたちに運動に対する好意的な態度を育成していくことは、将来的な運動実践にも繋がる点から、幼少期における運動遊びの重要性が叫ばれています。

 生涯スポーツ専攻では、幼少期の子どもから高齢の方まで幅広い年齢層の方々をターゲットとした運動やスポーツ、運動遊びなどを確かな知識を持って指導できる人材を育成していきます。